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2019年08月28日

朝比奈隆の名盤 最後のベートーヴェン交響曲全集

こんにちは、

ともやんです。

先日、ユーチューブで朝比奈隆氏の2つの映像を観ました。

どちらも感銘深いものでした。


一つは、1997年、大阪のABC放送の制作のもので、

同年に大阪フィルとの6回目のツィクルスに向けて3番『英雄』と6番『田園』のリハーサルと風景と当時まだ35歳の佐渡裕氏との対談を中心構成されていました。

朝比奈さんが、英雄の出だし部分のチェロが奏する勇壮な英雄の主題を支えるヴィオラの伴奏を何度もやり直しさせるシーンが印象的でした。

ヴィオラ奏者は、出だしてどうしても気負うのかアクセントを付けてしまいがですが、朝比奈氏は、それを何度も指摘して根気よく修正していました。

朝比奈氏のぶ厚い響きは、こんなところから生まれるんだなと感動しました。

その次の映像は、2000年7月23日に、サントリーホールでベートーヴェンの英雄の全曲盤です。映像元はBS2だったと思います。

オーケストラは、同じく大阪フィルハーモニー交響楽団。

この演奏は、CDで何度も聴いていますが、もはや感動以外の何物でもありません。

朝比奈さんは、最後まで立って指揮しました。
男の美学を貫いたとも言えます。

しかも演奏は、遅いテンポながら、全く弛緩したところがなく、大阪フィルももしかしてこれが最後かもしれないと必死の演奏を展開しています。

終演後、オーケストラが引き上げた後も感動した観客たちは、帰らないで30分間も拍手を送り続け、朝比奈さんがステージで、一人でそれに答えるシーンには、こみ上げてくるものはありました。

90歳を超えた朝比奈氏は、この年2000年に生涯最後のベートーヴェン・ツィクルスを敢行しています。

この年3月10日に大阪のフェスティバルホールで、
第2番と第6番『田園』を皮切りに
5月3日に福岡で第4番
5月10日に大阪で第5番
7月23日に、本日紹介する第3番『英雄』と第1番を
東京のサントリーホールで。
9月24日に大阪に戻って第7番と第8番。
そして最後が12月29日に大阪のフェスティバルホールでの第九でした。

まさに90代でのベートーヴェン全集です。

そしてこの第九の演奏からちょうど1年後の2001年12月29日に93歳で永眠されました。

この時のCDがこれです。



またNHKから生涯最後のベートーヴェンツィクルスを映像で完全収録したDVDが出ています。


もう聴いていて涙しかありません。

特に英雄の第2楽章は、言葉にできません。

絶対聴いた方がいいです。



クラシック好きが止まりません。
毎日、聴いたCDのレビューを発信しています。
こちらも読んで頂けると嬉しいです。


posted by ともやん at 09:20| Comment(0) | クラシック名盤 この一枚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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